場所:中国山東省青島市労山区
労山は黄海の海岸線沿いに聳え立つ山々で、青島市から約40キロ、宗教的な聖地がある景勝地。労山は道教の発祥地で、「海上名山第一」と称される。道教の最盛期には、山のいたるところに道士修行場の建築物があり、修行者数はおよそ千人いた。太清宮は現在保存されている道教建築の中で最も規模が大きく、歴史も古い。
労山全体の446平方キロメートルの面積は、218の大小の名勝地がある。山海の風光が共存する道教の名山である。崂山の最高峰は1133メートルの巨峰で、中国18000キロの海岸線沿いに聳え立つ山のの中でも最も高い峰で、山東省の2番目の高峰。むかし、秦・漢の皇帝は山に登って仙人を訪れようとした。唐明皇も人を使ってここで不老不死の薬を練らせた。
労山は自然風景があって観光、休暇、レジャー、養生や文化活動の理想的な場所になる。崖、淵、奇岩はどこでも見られる。世界有名な青島ビールは労山の水で醸造されている。
労山は奇岩、古木と清らかな泉として知られている。頂上の天一泉、太清宮の神水泉、上清宮の聖水洋泉が有名だ。ここで生産されるミネラルウォーターは慢性病に効くと言われている。