2012年末、食糧作付面積は54.08万ヘクタールで、前年比0.9%減です。森林率は38.6%で、前年比0.8%増です。沿岸干潟は約375平方キロメートルで、30メートル等深線以内の海域面積は約9165平方キロメートルです。
青島の海域は湾が数多く、海岸線が曲がりくねって、干潟が広がり、水質が肥えており、多数の水生生物が生息する水域として、経済価値と開発利用潜在的力がわりと高い。膠州湾、労山湾及び丁字湾口の水域は栄養塩類の含量が高く、補充源が豊富にあり、従属栄養生物量は大陸棚地域または大洋地域に比べて数倍ひいては数千倍も多く、水中有機物含有量がわりと高い。とりわけ、膠州湾一帯における泥沙底質沿岸地域は、貝類、藻類養殖に適する海域となっています。同時に、当海域における浮遊生物、底生生物、経済的価値ある無脊椎動物、潮間帯藻類なども数多くに生息しています。
青島地区の植物は種類が豊富で、同緯度地域における植物種類、種組成、植被群落が最も多い地域となります。植物資源種類は152科654属1237種·変種(温室栽培種及び花卉栽培類を除く)あります。 原生木本植物は66科136属332種あり、それぞれ山東省木本植物全体の93%、84%、80.2%を占めます。
青島地区の脊椎動物地理分布区画は古北華北区黄淮平原亜区に属し、暖温帯海洋季節風の影響により、気候が温暖で湿っており、植生が生い茂げて、動物の生息繁殖に適しています。が、大型野生獣類はわりと少ない。近代になり、青島地区では、小型野生脊椎動物動が多く見られますが、大型猛獣または大型草食獣がいなくなっています。哺乳類動物は リス科、ハムスター科、鼠科、兔科、犬科、イタチ科、コウモリ科、ハリネズミ科などに分けられ、両生類はカエル科、ヒキガエル科、スズガエル科、ヒメガエル科などあり、爬虫類はトカゲ科、ヘビ科、クサリヘビ科、カメ、スッポンなど分けられます。国家一、二類保護動物に属する希少動物は66種、なかも、一類保護動物は52種あります。特種動物は白沙河産の仙胎魚となります。また、野生無脊椎動物も種類多く、森林昆虫と農業昆虫に分けられます。飼育動物は主に牛、馬、羊、豚、犬といった家畜と鶏、鴨、ガチョウといった家禽となっています。
青島地区の鳥類資源が豊富にあり、青島市鳥類保護識別リングが導入されて10余年間で、2000余の標本が採集され、19目58科159属355種に及び、全国鳥類1200種の29.6%を占め、山東省鳥類406種の87.4%を占め、そのなか、国家一級希少保護鳥類は11種、二級保護鳥類は55種あります。青島地区の鳥類は主に遊禽、渉禽、陸禽、猛禽、攀禽及び鳴禽など6類あります。
青島地区における鉱物資源の多くは非金属鉱物となり、2007年末まで、発見ずみ鉱物は66種(亜種含む)あり、省における発見ずみ44%を占め、なかも、埋蔵量(資源量)が判明された鉱物は50種あり、省における埋蔵量が判明された鉱物全体の64.1%を占めます。また、埋蔵量がまだ判明されていない鉱物は16種あります。判明済みまたは調べで明らかになった鉱物産地は730カ所あり、そのなか、大中型鉱床は39カ所、小型鉱床は129カ所、鉱物スポットは562カ所あります。優位鉱物資源には黒鉛、、装飾用花崗岩、装飾用大理石、ミネラルウオーター、透輝岩、金、タルク、沸石岩あります。潜在的優位鉱物产資源は重晶石、白雲岩、ベントナイト、カリ長石、石英岩、真珠岩、蛍石、地热。黒鉛、金、透輝岩は主に平度市と莱西市に分布しており、装飾用花崗岩は主に労山区、平度市、黄島区に分布しており、装飾用大理石は主に平度市に分布し、ミネラルウオーターは青島市所管のすべての地域に分布していますが、主に城陽区、労山区及び市内3区と即墨市に集中しています。タルクは主に平度市に分布し、沸石岩、真珠岩、膨潤土は主に莱西市、膠州市、即墨市と城陽区に分布し、重晶石、蛍石は主に膠州市、即墨市、平度市と黄島区に分布し、地熱は主に即墨市に分布しています。青島市における黒鉛と石材の埋蔵量は山東省1位で、タルク、透輝石の埋蔵量は山東省2位です。また、沸石、ミネラルウオーターなどの埋蔵量も山東省上位にあります。ウラン、トリウム、地熱、天然にがり、建築用砂、レンガ用粘土を除く鉱物資源の潜在的価値は270億元あると見られます。
青島の風能資源が豊富で、測定により有効風能密度は240.3ワット/平方メートルで、有効風能の年平均時間は6485時間もあります。また、太陽光資源も豊富にあり、年間太陽放射エネルギーは120キロカロリー/平方センチメートルで、年平均日照時間数は2550.7時間で、日照率は58%です。