5月23日午後、青島造船廠が建造した次世代の中型コンテナ船「CMA CGM MASAI MARA」が引渡された。同船は、青島造船廠がベルギーCMB社からの受注に応じて建造する6隻の5900TEUコンテナ船の1隻目で、山東省で建造された最大積載量のコンテナ船でもある。
4月27日に、同船の命名セレモニーが青島で行われた。同造船廠の技術者によると、同船は、全長240メートル、型幅42.8メートル、一度に冷凍コンテナ1150TEUを含めて6014TEUを積載可能。アンモニア・ディーゼルのデュアルフューエル駆動システムを搭載し、航路対応、積載能力、自動化、冷凍コンテナ収納、省エネとグリーンな排出に優れており、総合的性能と信頼性で同類船舶のなか、トップレベルにあるという。
同船は、5900TEUの次世代のグローバル中型フィーダーコンテナ船として、2020年以降に施行される最新のIMO条約をすべて満たし、極地を除くグローバル航路に柔軟に対応できる。2022年、開発・建造中の同船は、青島市重要なプロジェクト名簿にリストされたに次ぎ、山東省および中国企業のブランド革新成果リストにも選定されたという。
世界中に海運業が引き続き好調に推移している中、青島における造船業企業は受注拡大に多くの措置を講じてきた。206000トンばら積み船と5900TEUコンテナ船に次ぐ新しい受注として、このごろ、青島造船廠は世界有名な船主であるノールウエー Seatankers Groupとの間に4+4の82000DWT積み船の建造に関する契約を締結。現時点まで、コンテナ船、ばら積み船、海洋機器をふくめて、青島造船廠の建造計画はすでに2025年後半まで立てられているという。