サービス業は都市経済成長の主導的役割をますます発揮している。第1四半期、青島全市のサービス業の増加額は前年同期比5.9%増であり、前年同期を1.2%上回った。全市の生産総額の68%を占め、前年同期比0.5%増となり、経済成長への寄与がさらに強まっている。
国際的な総合交通ハブ都市として青島は海港、陸港、空港を核心的な支えとし、海運・空運ルートと中欧定期航路を骨組みとし、国際物流ルートの放射範囲とサービス品質を絶えず拡大し、ますます多くの国際貨物がここで集結・運送されるようになっている。第1四半期の交通運輸・倉庫貯蔵・郵便部門の増加額は9.3%増であり、サービス業全体の成長率を3.4%上回った。
青島港は優れた立地条件と充実した港湾施設を活かし、世界の主要港をカバーする航路網を構築しており、航路の密度は北方港の中で第一位を維持している。今年1~3月、青島港の貨物取扱量は1億7700万トン、前年同期比2.9%増、コンテナ取扱量は822万TEU、前年同期比7.2%増を達成し、堅調な成長持続力と発展の活力を明確に示している。
今年1月、中欧列車(済南・青島)国家集結センターが認可され、青島の「海・陸・空・鉄道」四港の世界とのクロスボーダー・リンクに新たな支援を提供することになった。第1四半期に青島で運行された中欧列車は194本であり、前年同期比17.6%増となり、本数、伸び率ともに省内第一位となった。現在、青島の中欧列車は32路線を定期運行し、上海協力機構(SCO)と「一帯一路」(the Belt and Road)の23カ国・54都市に達しており、東は日本と韓国、西はユーラシア大陸、北はモンゴルとロシア、南は東南アジア諸国連合諸国(ASEAN)に至る国際物流ルートを構築している。
規模以上サービス業の動向を見ると、1月から2月にかけ、全市の規模以上のサービス業企業の営業利益は前年同期比10.1%増加した。中でも、レンタル・ビジネスサービス業界と文化・スポーツ・エンタメ業界は特に好調であり、それぞれ20.5%、17%の成長を記録している。
展示会・人材サービスなどの分野が急速に発展し、リースやビジネスサービスの急成長を支えている。第1四半期、青島は41の展示会とフェスティバルを開催し、平均3日に1つのイベントが開催され、新エネルギー自動車、スマート家電、インテリジェント設備、現代軽工業などの主要産業に関わり、展示面積は35万4000平方メートルであり、市民に豊かで多様な消費体験を提供した。展示会、フェスティバル、旅客数が効果的に消費増に転化し、全市の消費を60億元(1元は約19.85円)以上牽引した。3月だけに西海岸新区と紅島で2つの国際カーショーを開催し、展示面積は5万5000平方メートルであり、延べ28万2000人が来場し、成約額25億5000万元を記録した。
第1四半期、全市の規模以上人材サービス機構の営業収入は66億7000万元、前年同期比22.1%増に達し、全市のサービス業収入の10.2%を占め、成長への寄与率は20.3%となった。これら機構のサービスを通じ、全市で5万4300人の多様な人材が育成・誘致され、そのうち初めて青島に来た若手人材は2万3800人に達した。
高品質な文化観光サービスの供給が充実し、海洋観光、氷雪観光、「スポーツ+観光」などの人気が持続し、第1四半期の青島のサービス消費の人気を牽引した。3月1日、約500人の外国人観光客を乗せた「ヨーロッパ2」号がゆっくりと青島国際クルーズターミナルに入港し、青島の2025年クルーズ観光シーズンの幕開けとなった。2025年、6隻のクルーズ船が青島に来て40回以上の航海を行い、航海回数は去年より約90%増加し、入出国観光客数は延べ8万人を超える見込みであり、青島の文化観光消費の新たな成長エンジンとなる。