
7月23日午前、青島税関の監督下で中国が自主研究開発・建造した「大鵬公主」号LNG輸送船が、青島董家口経済区にある中国石化青島LNG受入基地に無事接岸した。同船が運んだ7.8万立方メートルの保税液化天然ガスが、中国最大級の単体保税倉庫に注入されるに伴い、山東省初の保税天然ガス業務が正式に開始された。
保税天然ガス業務は国際・国内の2つの市場と資源を効果的に活用できるものであり、LNG産業チェーンを伸ばし、天然ガス事業を拡大し、地域経済の発展を支援する重要な施策の1つである。初回の業務の円滑な実施に向け、董家口経済区管理委員会と董家口港税関は関連企業と連携し、特別作業チームを結成した。時間的制約が厳しく、任務が重く、また前例のない課題に直面する中、同チームは各種手続きと資格審査のプロセスを効率的に繋いだ。船舶の接岸、保税ガスの貯蔵、今後の出庫・再積み込み・輸出までの全プロセスに対応できるコンプライアンスを守る作業計画を詳細に策定した。これにより、今後の船舶向け保税LNGバンカリング、ガス試験用冷却タンク、中継貿易などの業務展開に向けた貴重なノウハウを蓄積することができた。
青島LNG受入基地は、国内で唯一「デュアル」バースを備えた保税LNG貯蔵・輸送ターミナルとしてその接岸能力が3万立方メートルから27万立方メートルの船倉容量を有する各種LNG船舶をカバーできる。関税当局の監督下の「国際中継ハブ」として企業は保税倉庫を利用して関税や消費税の納付を一時的に猶予し、国際転送か国内販売を柔軟に選択することで「グローバル調達・フレキシブル販売」という貿易戦略を実現できる。今年に入り、青島LNG受入基地は、ガス試験作業、船舶への燃料補給、技術輸出など多様な革新的なサービスを展開し、既に中国船舶集団と、新規建造および大修のLNG船舶に関する連携業務にまつわる戦略協定を締結し、さらに複数の国際エネルギー企業と保税中継業務に関する協力意向書を取り交わしている。